2004年05月17日

<h1>、<h2>とCSS(スタイルシート)の問題について

h1 タグで囲った部分をスタイルシートで文字サイズを変更することの可否について、いつも同じ質問が届きますので、もう1つ記事を作っておきます。以下の文章は7月に発売予定の新刊「検索ヒットを儲けにつなげるホームページの作り方」に収録する予定の文章の一部です。

h1 とスタイルシートの問題

ここ1年の間、SEO のページ最適化に関する質問でもっとも良く聞かれた質問が h1 とスタイルシート(CSS)の問題です。本やサイト、雑誌により、「h1 タグで囲った部分を CSS で文字サイズ変更すること」に対して検索エンジンスパムであるという主張もあればそうではない主張もあり、SEO学習者にとってはどちらが真実であるかわからないということです。

ここで判断方法を示しておきます。検索エンジン会社はある特定の事項に対してペナルティを科す際には、それにペナルティを科すことの合理的な理由を求めます。つまりユーザーにとって使いやすい情報検索サービスを構築する上で、特定の条件を満たしたサイトのランキングを落とす、あるいは除外するためにはそれ相応の合理性が必要であるということです。

その観点から、CSS と h1 の問題については「スタイルシートで文字サイズを変更することは高品質な情報検索サービスを構築する上で認めてはならない」とする合理的な理由を提示しなければならないのです。

さて、この問題の本質を考えてみましょう。h1 をスタイルシートで文字サイズを変更してはいけないというその論拠は、「検索エンジンスパムに悪用されるから」ということでしょう。そうであるならば、スタイルシート利用によるペナルティを h1 (あるいは h2~h6)という ヘッドラインタグに限って適用するための根拠は何でしょうか。つまり、スタイルシートで文字サイズを変更することは好ましくないと判断されるならば、 h1 に限らず全てのタグにおいてスタイルシートによる文字サイズ変更の定義を行うことそのものが禁止されるはずです。

しかし、それを正当化するための合理性は果たしてあるでしょうか。もともと HTML とういのは文書の論理構造を定義するためのものであり、それの視覚表現は CSS で補うもの、という前提があります。W3 の定義する HTML4.01 でもそれを前提としています。このガイドラインに従って構築されたWebサイトを検索エンジンのデータベースから外す理由がどこにあるでしょうか?

h1 や h2 というタグには論理構造上「見出しである」ことを示す以外の意味はありません。「h1 で決められたフォントサイズを変更することがスパム」と主張されても、そもそも h1 で定められているフォントサイズはありませんし、閲覧するブラウザーや環境によりそのフォントサイズは相対的に変化するのですから、その文字サイズの変更そのものに対してスパムだと主張するのは筋が通りません。h1 で定められている”標準の”サイズなど存在しないのです。

こう考えていくと、h1 の文字サイズを css で変更することが検索エンジンスパムにあたるかどうかは見当がつきますね。ペナルティを科す検索エンジン会社にとって、変更そのものに対してペナルティを科す合理性が見つけられない以上、それを行うことはできないのです。

なお、スタイルシートによって可読性のない程度の小ささに変更することはもちろんスパムんです。これは「隠し文字」スパムに対してペナルティを科すのと同様です。

関連
<h1>の文字サイズ調整にスタイルシート(CSS)を用いるのは検索エンジンスパムになりますか? :: SEO - FAQ


2004年05月17日 14:19 | [ SEO ] | トラックバック


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