2004年02月28日
検索エンジンはクリック数をカウントしているのですか?
いくつかの検索エンジンは、検索結果ページ(SERPs)に表示したWebページのどれがクリックされたか監視していることがあります。このクリック監視の目的は検索エンジンによって異なります。
■質問
検索エンジンは、検索結果のどのWebページがクリックされたかを監視しているのですか?また、それは何か影響があるのですか?
(質問者:匿名)
■回答
検索エンジンの中には SERPs に表示した各々のWebページのクリックを追跡するために、解析用URLをつけていることがあります。
例えば、Yahoo!ジャパンにてキーワード「SEM」で検索すると私の『SEMリサーチ』は上から12番目(カテゴリの一致ページ)に表示されるのですが、そのURLは次の通りです。
http://srd.yahoo.co.jp/PAGE=D/LOC=S/R=12/*-http://www.sem-research.jp/sem/
クリックスルーを調査するための URL が埋め込まれています。
Google も行っています。
さて、クリックスルーの調査ですが、この調査目的、利用用途は検索エンジンによって異なります。ディレクトリ型検索エンジンがクリックスルーの調査をする時は、検索結果のクオリティ調査かランキングの調整に用いるでしょう。たとえばある特定のキーワード検索の時にある特定のWebサイトが頻繁にクリックされている状況があったとしましょう。この時、そのキーワードを用いて検索するユーザーの情報検索の意図は、その(クリックされた)Webサイトであると推定できますから、そのWebサイトの表示順序を上にあげてあげればよいわけです。それによって検索エンジンの Relevancy を改善できます。
また、ある特定のキーワード検索の時に上位に表示したWebページが全然クリックされないのであれば、キーワードとの関連性が低いことも原因に挙げられます。その場合検索アルゴリズムの算出方法そのものに問題があるかもしれませんよね。
このような理由からクリックスルー調査を行うのです。
なお、クリック数に応じてランキングを上位に挙げる「クリックポピュラリティ」という検索アルゴリズムが以前はありましたが、クリックポピュラリティは意図的にクリックを繰り返してポピュラリティを引き上げるというマニピュレーションが容易であり対スパムに弱いため、現在クリックポピュラリティのみを本格的に使う検索エンジンはほとんどありません。多少は使っていても影響力はそれほどありません。
