2004年10月22日
フレッシュクロール対象外は見込み客のロスにつながるか
さぶみっと!JAPAN(http://e-365.jp)が10月21日に発行したメールマガジン『さぶみっと!通信10月21日号』。ロボット型検索エンジン対策としてクローラーに関する考察記事が掲載されているのですが、情報が古い、分析が甘すぎるなど、さぶみっと!JAPANらしくありません。
とりわけ気になったのは次の2カ所。
まず第1にフレッシュクロール対象外のサイトは見込み客のロスにつながるか。
弊社サイトトップページの更新履歴を見ると、ここ数ヶ月だと2004/9/22、10/5、10/ 18とほぼ2週間単位で更新されています。クローラーが来ていないことからもわかる 通り、10/20現在では、最新の10/18の更新はまだGoogleでは反映されていません。こ れでは見込み顧客のアクセスをロスしてしまっているといえます。『さぶみっと!通信10月21日号』より
単純にフレッシュサイト対象外のサイトは見込み客のアクセス損失につながっているといっていいのでしょうか。
「フレッシュクロール対象外が損失に繋がる例」の具体的な例を考えてみましょう。株式会社スクウェア・エニックスは9月18日にプレイステーション 2用RPG「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の発売日を11月27日、価格を9,240円と発表しました。このニュースに応じて、あるショップサイトが「ドラゴンクエストVIIIの予約ページを作ろう」と考えて即日完成、サーバにアップロードしてトップページに大々的に予約受付中の宣伝をしたとします。
もしこのページがフレッシュクロールの対象になっており、9月19日には例えば「ドラゴンクエスト 予約」「ドラゴンクエスト 8 予約」といったキーワードで無事上位に表示できれば、きっと多くのアクセスとともに予約を獲得することができるでしょう。しかし、フレッシュクロール対象外であればいつまでたっても新規に作成したページがGoogleにヒットしないので、『新規ページをアップした時間から、Google検索にヒットするようになった時間まで』に得られたはずのアクセスが損失となるわけです。
つまり、フレッシュクロールされないことが見込み顧客のアクセス損失を生み出すのは、次のような条件を満たした時です。
- 更新により、ページ固有の新たなキーワード(以下、新キーワード)が追加されている
- 新キーワードは見込み客をターゲットとしている
- 当該ページは新キーワードに対するランディングページ(入り口ページ)として最適である
- もしフレッシュクロールされれば、当該ページは新キーワードにより上位表示される
一般に、新規ページがフレッシュクロールされないのは問題になりますが、一部の情報しか更新していないページがフレッシュクロールされないのは問題になりません。
とりわけ本文中で事例として取り上げられているさぶみっと!JAPAN TOPページの場合、見込み客のアクセス損失には繋がりません。当該ページが定期的に更新している箇所は「お知らせ・ニュース」の項目に過ぎないからです。ここに掲載されている情報は、当該ページの主コンテンツでもありませんし、仮にフレッシュクロールされたとしてもここに関係するキーワードで上位表示されるわけでもありません。
さらに、「WEBFLASH Vol.11 発売中!」(10/18追加)、「マーケティング道場 [ 懸賞キャンペーン編 ] オープン」(10/20追加)といった情報(キーワード)は、それぞれランディングページとしてより適切な専用ページが用意されているのですから、そちらのページが検索にヒットする限り何も問題がありません。
「各々のキーワードに最適なランディングページがある」というマーケティング的な考え方ができれば、上記事例を「見込み客のアクセス損失」と捉えないはずです。
たとえアクセス損失に繋がっていたとしても微々たるものであり無視していい程度でしょう。
2点目。Googleツールバーの機能拡張をonにしたツールバーで特定のサイトを頻繁にアクセスすることで、フレッシュクロール対象サイトとなるか否か。これは仮説ですし記事は04年4月。現在の(=04年10月の)freshbotとは仕様が異なるのでこの記事を前提に話を進めても全く無意味ではないでしょうか。第1回の記事でfreshbotとdeepbotを区別していることがそもそも間違いということに気がつかなくてはいけません。
